東京で電車に乗ると、ネットワークが一つの会社で運営されているわけではないことにすぐ気づきます。街を支えているのは 東京メトロ・都営地下鉄・JR東日本 の三大事業者で、それぞれに独自の路線・カラー・アルファベット記号があります。どこが何を運営しているかを知っておくと乗り換えで迷いにくくなり、Tokyo Rail Typing で路線を打つのもぐっと楽しくなります。
なぜ東京には三つの事業者があるのか
世界の多くの都市では地下鉄は一つの組織が運営しています。東京は違う育ち方をしました。地下には二つの別々の地下鉄網が造られ、その上に国鉄由来の地上路線が広がっています。その結果、「地下鉄」と「電車」を別の組織が運営しながら、シームレスにつながる街になりました。すべての路線には アルファベット記号 と ラインカラー が付いているので、日本語が読めなくても標識と路線図でたどれます。
東京メトロ — 民営地下鉄の雄
東京メトロは 9路線 を運営し、二つの地下鉄事業者のうち利用者が多いほうです。旅行者が「東京の地下鉄」と聞いて思い浮かべるのはたいていメトロの路線です。
- 銀座線(G) — オレンジ。アジア最古の地下鉄で、浅草・上野・銀座を貫きます。
- 丸ノ内線(M) — 赤。東京駅と新宿を結ぶ曲がりくねった路線。
- 日比谷線(H) — シルバー。上野・銀座・六本木をつなぎます。
- 東西線(T) — 水色。東西を結ぶ速達の大動脈。
- 千代田線(C) — 緑。ほかに有楽町線・半蔵門線・南北線、そして新しい副都心線があります。
各駅には G09(路線記号+番号)のような駅番号があり、「銀座線の銀座駅」が一目でわかります。銀座線は最初の一本にぴったり。/play/ginza で走ってみるか、銀座線ガイド を読んでみてください。
都営地下鉄 — 東京都が運営
都営は 東京都 が運営する地下鉄で、4路線 あります。東京メトロと駅や乗り換えを共有していますが、運賃は別建てなので、地元の人は両者を見分けています。
- 浅草線(A) — ローズ。都営最初の路線で、直通運転で両空港を結びます。
- 三田線(I) — 青。南北を結ぶ路線。
- 新宿線(S) — リーフ。都心から西へ延びます。
- 大江戸線(E) — マゼンタ。深い場所を走る環状に近い路線で、ほかがカバーしない地域まで届きます。
路線記号が A・I・S・E で始まれば、それは東京メトロではなく都営です。この一点を覚えるだけで、旅行者が感じる「都営地下鉄」と民営網の混乱はほぼ解消します。
JR東日本 — 地上のバックボーン
JR東日本は地下鉄事業者ではありません。列車は主に地上を走ります。しかし東京の鉄道の背骨であり、膨大な通勤客を運び、街の構造そのものを決めています。
- 山手線 — 都心を一周する30駅の有名な緑のループ。
- 中央線 — オレンジ。ループを横切る東西の速達路線。
- 京浜東北線・埼京線・総武線 — 郊外へ扇状に延びる高頻度の通勤路線。
山手線は東京で最も知っておくと便利な一本で、最初に打つ路線の定番です。山手線ガイド から始めるか、/play/yamanote にそのまま飛び込んでみましょう。
見分け方
- アルファベット記号:G/M/H/T/C などは東京メトロ、A/I/S/E は都営。JRはメトロ式の記号ではなく路線名とラインカラーを使います。
- ロゴ:東京メトロのハート型の「M」、都営のイチョウ葉マーク、JRの角ばった「JR」ロゴが各標識に表示されます。
- 地下か地上か:深い地下にいるならほぼメトロか都営、JRはたいてい地平か高架を走ります。
ゲームで走ってみる
Tokyo Rail Typing には三事業者すべての路線が収録されています。さらに東京の外へ足を延ばしたいときのために JR西日本や大阪メトロ の路線もいくつかあります。好きな路線を選び、開始駅と方向を決め、駅名を入力して列車を一気に走らせましょう。走るたびにタイム・CPM・WPM・正確率・区間タイムが表示されます。
まずは民営地下鉄を /play/ginza で、JRのバックボーンを /play/yamanote で。銀座線 の紹介を読み、次の事業者に挑む準備ができたら ブログの他の記事 をのぞいてみてください。
