京都が仲間入りしました。新たに加わったのは烏丸線と東西線——京都市営地下鉄の全線です。これで収録は54路線となり、東京・大阪に続く三つ目の都市が加わりました。二線あわせて32駅。同じ小さなネットワークの中で、これ以上ないほど性格の違う二本です。

地下鉄が二路線しかない、その理由
京都は碁盤の街だ。通りは南北と東西に走り、それぞれに名前があり、住人は二本の通り名を組み合わせて場所を示す。地下鉄もその通りの構造をしている——真ん中を縦に一本、横に一本、交わるのは烏丸御池ただ一か所。それ以外の移動はバス、京阪や阪急、そして京都駅から延びるJR線が担う。
タイピングゲームにとっては、これがむしろ好都合だ。二路線、乗換一か所、そして街の地図をそのまま読み上げるような32の駅名。
烏丸線:街の真ん中をまっすぐ
烏丸線(K・緑)は1981年開業、1997年に全線開通した。岩倉の国際会館から竹田まで15駅・約13.7km、そのほとんどが烏丸通の真下を走る。路線図で見ると本作でも屈指の直線路線で、はっきりした曲がりは北端で北東へ振れるところだけだ。
中間部はそのまま観光の中心である。京都御所の西側にあたる今出川、丸太町、烏丸御池、繁華街を抜ける四条・五条、そしてJR・新幹線と接続し当線で最も乗降の多い京都。竹田からは近鉄京都線に直通し、奈良方面へ向かう。
打ってみると、これは「読む」訓練になる。数字の駅名が続けざまに現れるからだ。
- 四条 — しじょう
- 五条 — ごじょう
- 九条 — くじょう
- 十条 — じゅうじょう
一文字違いの四つが立て続けに来る。指は流れで打ちたがるが、その流れこそが罰せられる。北端には国際会館——「こ・く・さ・い・か・い・か・ん」と母音が連なる長丁場——も控えている。こちらは紛らわしいのではなく、単純に長くて現在地を見失いやすい。
東西線:読みが曲者

東西線(T・朱色)は後発で、1997年開業、2008年に太秦天神川まで延伸した。17駅・約17.5km。御池通の真下を西から東へ進み、山を越えたところで南へ折れる。全駅にホームドアを備え——開業当時、日本の地下鉄では初めてだった——御陵からは京阪京津線の電車が乗り入れてくる。
西半分は一直線だ。太秦天神川、西大路御池、JR嵯峨野線と接続する二条、城のかたわらの二条城前、烏丸御池、市役所前の京都市役所前。続く三条京阪と東山で観光エリアの入口に立ち、蹴上で旧インクラインの脇を上り、山を潜って御陵・山科へ。そこから南下して小野、醍醐寺の醍醐を経て六地蔵が終点となる。
読みの難度はこちらが上で、理由もはっきりしている。
- 椥辻の「椥」は、本作の他のどこにも出てこない字。
- 御陵は「ごりょう」ではなくみささぎ。天皇陵を指す古い語で、一度は必ず引っかかる。
- 京都市役所前は九拍の役所言葉。
その合間に、全作でも最短クラスの小野と醍醐が挟まる。リズムは崩れ続ける——だからこそ良い練習になる。ここでは瞬発力より一定のペースが効く。
京都が独立したネットワークである理由
経路検索で京都が別の地域として扱われているのには技術的な理由があり、それはこのゲームが駅をどう識別しているかをよく表している。
物理的な駅の同一性は日本語の駅名で判定している。JY01やK13のような路線内の記号は事業者をまたいで比較できないからだ。この方式は都市が一つなら問題ない——同じ駅名が別の都市にある場合を除いて。十条は烏丸線にも、東京の埼京線にもある。九条は烏丸線にも、大阪の中央線にもある。一つのグラフにまとめてしまえば、経路検索は370km離れた駅で平然と「乗り換え」させてしまう。
そこで都市ごとにネットワークを分けている。京都の二路線の中で経路を組むことも、東京の中で、大阪の中で組むこともできるが、都市をまたぐことはできない。実際の旅でも新幹線や特急を使うのであって、地下鉄で乗り継ぐわけではないのだから、それでいい。
どちらから始めるか
短くまとまった中に一か所だけ厄介な区間がほしいなら烏丸線、読みで試されたいなら東西線から。全駅一覧・乗換・打鍵プロファイルは烏丸線と東西線の各ページに、路線図は路線図コレクションにある。
東京と大阪を走り終えた人なら、32駅は午後のひと仕事。これから京都へ行く人なら、現地の案内表示に並ぶ名前を先に手になじませておく、いちばん早い方法だ。