概要

小田急多摩線(OT)は、新百合ヶ丘から唐木田までの10.6km・8駅。小田急でいちばん新しい路線で、多摩ニュータウンのために建設された。新百合ヶ丘で小田原線から分かれて川崎市麻生区の丘陵を越え、トンネルで東京都に入ると京王相模原線と並んでニュータウンの中心を走り、最後は京王と別れて、車両基地のある唐木田で終わる。全線が立体交差で、踏切はない。駅番号は五月台のOT01から唐木田のOT07まで、新百合ヶ丘は小田原線のOH23を名乗る。

小田急は当初、都心寄りの喜多見から分岐し、よみうりランド付近を通って西へ向かうルートを考えていた。しかしこの経路はよみうりランド付近で京王の計画線と入り組み、通過する地域の反対運動にもあったため、小田原線の線路を付け替えた区間に新駅を設け、そこから分岐することにした。それが新百合ヶ丘で、隣の百合ヶ丘がすでに街の名として定着していたことから「新」を冠した。1974年6月1日に小田急永山まで開業——京王より4か月早い。1975年4月23日に小田急多摩センター、1990年3月27日に唐木田まで延びた。

開業からしばらくは、静かな路線だった。小田原線に余裕がなく、多摩線の列車の多くは新百合ヶ丘で折り返していたため、新宿へ直通する京王に乗客を奪われていた。小田急が力を入れたのは沿線の街づくりで、1971年から地元の地権者と組んで土地区画整理事業を進めた。東急が多摩田園都市で用いたのと同じ手法で、沿線人口は少しずつ増えていった。東京メトロ千代田線への直通列車は2000年12月に始まり、2018年のダイヤ改正でほぼすべて新宿方面行きに置き換えられたが、2025年3月に復活している。

沿線の見どころ

新百合ヶ丘を出た列車は高架を上り、多摩線で最も急な半径555mのカーブで右へ曲がって小田原線から分かれる。麻生川と津久井道をまたいで切り通しに入ると五月台。この駅名は新しくつくられたもので、地名の「五力田」は語呂が悪いと敬遠され、その「五」と小字「大台」の「台」を取り、明るい五月のような街になるようにと「さつき」と読ませた。築堤上の栗平も合成地名で、駅舎があった「栗木」とホームがあった「片平」から一字ずつ取っている。

黒川を出ると鶴川街道をまたぎ、黒川トンネルを抜けてはるひ野へ。2004年12月11日に街びらきに合わせて開業した、小田急でいちばん新しい駅だ。駅名は都市基盤整備公団の分譲地「くろかわはるひ野」から取られた。やがて北側に京王相模原線が見えてきて、諏訪トンネルを抜けると並走したまま東京都多摩市に入る。小田急永山と小田急多摩センターはどちらも京王の同名駅と隣り合い、多摩センターでは多摩都市モノレールが頭上を横切る。

多摩センターから先は京王と別れ、右手にゴルフ場を見ながら唐木田へ。1969年、ニュータウンの清掃工場を唐木田に建設することが決まった際、地元住民との覚書に盛り込まれた要望の一つが鉄道の延伸と新駅の設置だった。終点の先には、丘陵を約25m掘り下げてつくった車両基地が広がる。その配線は、さらに南西へ線路を延ばせるように設計されている。

おすすめポイント

8駅・88打鍵と短いが、ほぼどの駅名にも仕掛けがあり、それは1駅目から始まる。新百合ヶ丘は「ヶ」と書いて「が」と読むうえ、「ん」の直後が「ゆ」なので n 一つでは済まない。shinyu と打てば「しにゅ」になってしまうため y は受け付けられず、nn を入れた shinnyurigaoka が必要だ。漢字モードでは「ヶ」でも大きい「ケ」でも通る。

続くのは、つくられた駅名たち。五月台は「ごがつだい」ではなく「さつきだい」。栗平の「平」は「だいら」でも「へい」でもなく「ひら」。はるひ野は頭の三文字がひらがななので、漢字モードではIMEが何を出してきても「はるひ」は変換せず、「野」だけを変換する。唐木田は「からきだ」、唐揚げの「から」だ。

長いのは「小田急」の付く2駅。英字はOdakyuでも、かなは「おだきゅう」なので、odakyuu と u を二つ打つ。小田急多摩センターは17打鍵でこの路線の最長駅名、長音「ー」はハイフンキーで入力する。京王相模原線を走った人なら、同じ二つの場所に別の社名が付いているだけだと気づくはずだ——向こうは keiou、こちらは odakyuu。

路線データ

以下はゲームが実際に使っている駅データから算出したものです。多摩線の全8駅、画面で打つ内容とかならず一致します。

事業者
Odakyu Electric Railway
路線記号
OT
駅数
8
形状
終点から終点まで
起終点
新百合ヶ丘 — 唐木田

どれくらい打つ路線?

この路線の全駅名を打ち切るには88打鍵、1駅あたり平均11打鍵。いちばん長いのは小田急多摩センター(odakyu-tama-senta)で17打鍵、いちばん短いのは栗平(kurihira)で8打鍵です。この数値は各駅のかなをゲーム本体のローマ字エンジンに通して数えたもので、表示上の綴りの文字数ではなく実際に指を動かす回数です。

内訳として、促音「っ」を含む駅名が0、拗音「ゃ・ゅ・ょ」を含む駅名が2あります(拗音はヘボン式・訓令式のどちらの綴りでも受け付けます。sha でも sya でも、shu でも syu でも通ります)。また「ん」で終わる駅名が0あり、この n は単独では確定せず次の音に折り込まれます。

乗り換えできる駅

この路線の8駅のうち3駅が、ゲーム内の他路線と接続しています。路線記号をたどればその路線のガイドへ。

全駅一覧

全8駅を順番に、駅ナンバリング、漢字表記、入力の元になるかな、ヘボン式ローマ字とあわせて掲載します。

#番号駅名かなローマ字
1OH23新百合ヶ丘しんゆりがおかshin-yurigaoka
2OT01五月台さつきだいsatsukidai
3OT02栗平くりひらkurihira
4OT03黒川くろかわkurokawa
5OT04はるひ野はるひのharuhino
6OT05小田急永山おだきゅうながやまodakyu-nagayama
7OT06小田急多摩センターおだきゅうたませんたーodakyu-tama-senta
8OT07唐木田からきだkarakida