Rail Typing はこれまで、次の駅名を画面に出して「これを打ってください」と言うゲームでした。新しい聞き取りモードでは、その駅名が消えます。駅名標は空白になり、日本語のアナウンスが駅名を読み上げ、聞こえたとおりにローマ字で打ちます。本物の路線を舞台にしたディクテーション練習です。「品川」と聞こえたら shinagawa と打てば、列車がホームに入ってきます。
聞き取りモードの始め方
日本の路線ならどれでも、設定画面を開いて —— 最初の一周なら山手線がおすすめです —— 入力モードで聞き取りを選びます。ローマ字・かな入力・漢字入力に続く列のいちばん右に、NEW タグ付きで並んでいます。選ばなければ、これまでとまったく同じです。

聞き取りには音が欠かせないので、効果音がオフのあいだはゲーム開始が押せず、その場でオンに戻せるスイッチが表示されます。駅名アナウンスのスイッチはここでは関係ありません。あちらは他のモードでの読み上げを切り替えるもので、聞き取りモードでは声そのものがゲームだからです。出発駅と方向はいつもどおり選べます。ローマ字の方式もそのまま引き継がれ、shi と si のようなヘボン式・訓令式の綴りはどちらも、ローマ字モードと同じように受け付けます。
このモードは、東京から札幌まで、すべての都市の日本の路線で選べます。ロンドンの路線は英語の駅名をそのまま打つので、聞き取る読みがなく、これまでどおり1つのモードだけです。
画面に出るもの、隠れるもの
答えにつながるものはすべて消えています。駅名標の駅名があるべき場所には ??? が出るだけで、駅ナンバーも、ローマ字のガイドも、下の帯の「つぎは」の駅名もありません。路線図には打ち終えた駅の名前しか出ず、Pro のイラストマップもランドマークや地名のラベルを消します。その中には駅名と同じものがあるからです。

操作は2つのキーだけです。
- スペースでアナウンスをもう一度再生します。何度聞いても減るものはありません。スマホでは駅名標のスピーカーボタンが同じ役目です。
- Enter でライフを1つ使って答えを表示します。答えを見るボタンでも同じです。
正解すると、いつもの到着音の代わりにクイズ番組の「ピンポン」が鳴り、漢字・かな・ローマ字 —— 品川、しながわ、shinagawa —— の答えカードが出ます。そのあいだにも次のアナウンスはもう流れています。このカードこそが学びどころで、聞いた1秒後に、聞いたものを文字で確かめられます。
ライフは3つ、答えを見る代償
プレイはライフ3つから始まり、駅名標に丸印で表示されます。答えを見るたびに1つ減り、闇雲に打った場合も同じです。1つの駅で5回目に間違えると、自動で答えが表示されます。間違ったキーは入力されずに弾かれるだけなので、この上限がなければ、当たるまでキーボードを総なめにできてしまいます。同じ駅で2回答えを見ても追加の消費はありません。答えはもう画面に出ているからです。
最後のライフを使い切った時点でプレイは終了です。「正解は…」とその駅名、何駅まで進んだか、最大コンボが表示され、もう一度挑戦からやり直せます。失敗したプレイは保存も送信もされず、自己ベストにも数えられないので、難しい路線に挑んでも失うものはありません。
コンボでアナウンスが速くなる
音だけを頼りに打てた駅 —— 答えを見ず、間違いも1回まで —— はコンボにつながり、コンボに応じてアナウンスの速さが変わります。
| コンボ | アナウンスの速さ |
|---|---|
| 0〜4 | ×1.0 |
| 5〜9 | ×1.15 |
| 10〜14 | ×1.3 |
| 15以上 | ×1.5 |
答えを見るか、2回目の間違いをすると、コンボは0に戻り、速さも元に戻ります。1回までの間違いを許しているのには理由があります。ネイティブでも聞き分けがほとんど無理な組み合わせがあるからです。大塚(おおつか)と王子(おうじ)はどちらも長い「オー」を含み、おお か おう かは綴りでしか区別できません。
速いアナウンスは再生速度を上げるのではなく、タイムストレッチで伸縮しているので、声の高さは変わりません。×1.5 でも早回しのテープではなく、急いでいる車掌さんのように聞こえます。Pro 会員は声・速度・音量で選んだ声で聞けます。ただし聞き取りモードの速さは、その設定ではなくコンボで決まります。
ドアが閉まり、旅が終わる
日本の路線の一人プレイは、2つのアナウンスで挟まれるようになりました。カウントダウン中には「ドアが閉まります。ご注意ください」、終点では「ご乗車ありがとうございました」が流れます。他のモードでは駅名アナウンスのスイッチに従いますが、聞き取りモードでは常に流れます。
リザルトと専用ランキング
聞き取りで完走すると、いつものリザルト画面 —— 合計タイム、WPM、CPM、正確率 —— に加えて、このモードだけの3つの数字が出ます。最大コンボ、答えを見た回数、残りライフです。

聞き取りのタイムは路線ごとに別のランキングで競います —— たとえば山手線の聞き取りランキング。目の前に駅名が見えているローマ字のタイムとは混ざりません。今のところ一人プレイ専用で、リアルタイム対戦は画面に目標の駅名を出すため、文字を見るモードだけで遊べます。
耳で打つためのコツ
- 英語名ではなく、かなを打つ。 東京は「とうきょう」なので、求められるのは
tokyoではなくtoukyouです。難しさの大半は長音です。伸びた「オー」を聞き取って、そのuやoを打ちましょう。 - 「っ」は子音を重ねる。 日暮里は「にっぽり」で、
nipporiと打ちます。子音の前の一瞬の間が小さい「っ」です。 - 母音の前の「ん」に注意。 新大久保は「しんおおくぼ」で、
shinnookuboと打ちます。nnにしないと、「ん」が後ろの「お」とくっついてしまいます。 - 当てずっぽうの前にもう一度聞く。 スペースはタダですが、外れた一打はコンボを失うかもしれません。
長音や小さいかながまだあやふやなら、ヘボン式ローマ字早見表とかな練習がいちばんの近道です。短い時間なら、単語を読み上げてくれる日本語タイピング測定もあります。他のモードでも声を聞きたいなら、駅名アナウンスはスイッチ1つでオンにできます。


